取り外しができる装置もあります。
2020年2月19日
今日は、お子様の矯正治療に用いる装置の中でも取り外しができる装置を用いた治療をご紹介します。
床矯正装置です。(y.wちゃん写真をお借りしました!)
装置はピンク色の「床(レジン)」と、歯に引っ掛けて固定をする「ワイヤー」と、床の真ん中に埋まっている「拡大ネジ」でできています。
個人個人のお口の型をお取りして、その人にしか使えない完全オーダーメイドの装置です。
装置は「拡大ネジ」を回して装置の幅を大きくしていくことで、歯が並ぶところ「歯列」を拡大することを目的にしています。
主に学童期の前期;6歳臼歯と上下前歯が永久歯に交換したあたり で使用することをお勧めしています。
この時期は、乳歯のころはすごくきれいに歯が並んでいたのに、永久歯が生えてきたら前歯の凸凹が気になる!このままだと凸凹がもっとひどくなってしまうのではないかな?と心配をする方が増える時期ではないかと思います。
すべての症状に対応できるわけではありませんが、うまく使うと凸凹をある程度解消してくれる装置なので、効果が見込めそうな方にはご提案させていただいています。
この装置は
①取り外しができるため食事や歯磨きがいつも通りにできる。
②体調不良時や、咳が出るときは保護者の方の判断で一時お休みすることができる。
③スポーツをしているときは使わなくていい。
④学校ではつかわなくていい。(と、当院ではご指導させていただいております)
というメリットがあります。
逆に装置を使うことが保護者様や、患者様ご自身の管理によるので使わないと全く効果が出ないというのがデメリットかなと思います。また、この装置一つでできることの内容にも限界があります。
次回は実際の患者様症例でご説明していきますね!
ふみ矯正歯科 竹村 史